
さて先日の修了検定にあっさり落ちてしまったので、今日は補習を受けるため教習所に向かいます。
半分以上の人が不合格と想像以上に厳しい試験でしたし、たったの50分の補習で合格できるとも思えませんが・・・
そんな事を考えつつ到着です。
いつものごとく配車の手続きを済ませ、練習に向かいます。
なかなか予約が取れないだけあって待合所はかなりの大人数です。
修了検定に向けての補習開始

そんな中、番号が呼ばれ本日の教官が登場です。
あら、もう教習所にそこそこ通っておりますがこの教官の人は初めてですね。
それにしても、ずいぶん若く見えます。
20代中盤の好青年といった印象で、私よりも若い人に教わるのは初かも知れません。
挨拶もそこそこに教習原簿を渡します。
原簿をじっくり見ると教官は、「はい、だいたいわかりましたのでご乗車お願いします」となんとも丁寧な対応。
そして車に乗り込み説明を受けます。
どうやら総合的に判断して私の要注意点は、左折時に外に膨らみすぎる傾向があるとのこと。
それ以外の部分は1つ1つの動作をしっかり正確に行えばなんとか合格できるとのこと。
今回は練習コースを2周した後に、左折を徹底的に教えてくれるらしいのです。
もうすでに第一印象が良かった教官だったので、なんだかやる気が出てきましたよ。
やはり教官との相性がいいとあまり緊張しないわけで、落ち着いて運転できますよ。
ちょうど練習コースの中間地点くらいのとこだったでしょうか。
突然教官の口から思いがけない一言が

「実は自分、今日限りで教官を辞めるんですよね。いや~これが自分にとっての最後の教習なんですよ。」
ぬお 突然の事でびっくりしました。気になったので質問しました。
「まだ若いのに突然辞めるなんて一体何があったんですか?」
「いや~ 上司や幹部達と揉めましてねえ」この若い教官は何かに耐えるような暗い表情でした。
さすがに気になったのでどんどん聞いていきます。
この教官も最後の出勤と言うことで、誰かに心の叫びを聞いて欲しかったのかも知れません。
話を要約すると、まずこの教習所は新人の教官に対する教育がほとんど行われず、完全放置だそうです。
そのせいで新人の教官が教え方がわからず困惑気味だとか。
それを若手が幹部に指摘しても無視されどんどん辞めていったとか。
この教官も今まで耐えてきたが、もう我慢の限界だそうです。
この話を聞いてリアルに教習所に通っている私は納得しました。
確かにいくら何でも人に物を教える教育者として、おかしい人が何人もいたのです。
私が運転についてわからない事を質問しても、「教え方がわからない、慣れるしかないから慣れろ」と怒り出す教官もいました。
また人の心を傷つけてしまうような暴言を吐く教官もいました。
私の記憶の中に走馬灯の様に蘇ります。
確かに彼らブラック教官達はまともな教育を受けているとは思えませんでした。
さらに教官が語り続けます。
これも要約すると、繁盛期に運転の苦手な教習生がいてこの教官はじっくりと教習を進めてたそうです。
ところが幹部からどんどんハンコを押すように指示があったそうなのです。
もちろん、どんどん卒業させて利益を出すためです。
これまたピーンときました。
何せ今の私がそうなのです。
最初こそなかなかハンコが貰えなかったものの、繁盛期になったとたん明らかに教えられたことができていないのにハンコが貰えるのです。
謎はすべて解けたわけですが、少し悲しい気持ちになりました。
さすがに仮免はしっかり落とされましたが・・・
そんな話をしてる間に本日の教習はおしまい。
最後に教官から「この教習所の教官は一部を除き、全体的に質が良くないと思います。本当に申し訳ない。仮免頑張って下さい。」と言われました。
今回の50分間は色んな意味で内容が濃かったと思います。
苦手だった左折もかなり練習できたので、あとはメンタル面だけでしょうかね。
2日後 いざ仮免リベンジへ

ついに今日は2回目の修了検定です。
とりあえず1度経験してるのは強みなのでなんとか決めたいところですね。
流れは前回と同じで、午前の技能に受かれば午後に学科が受けられるらしいです。
まずは前回同様、検定の説明があり試験のコースをくじ引きで決めます。
ここ2日間、教習ガイドブックを見てばっちりイメージトレーニングしたので今回は正直どのコースになっても大丈夫です。
そしてくじ引きの結果Aコースに決定。
例によってコースを覚える時間が設けられるのですが、すでに覚えてきてるので余裕です。
そして時間になり担当の検定員に呼ばれます。
ほっ 良かった 前回と違い、今まで一度も面識のない検定員でした。
眼鏡をかけてていかにも真面目そうな感じの人ですかね。
今回は私が1番目なのでいきなり運転することになりました。
前回の反省を踏まえとにかく気持ちを落ち着かせます。
スタートで失敗すると大変なことになるので神経を集中させます。
安全確認よし、ウィンカーよしで万全のスタートです。
やはり今回は2回目なのでかなり落ち着いて運転できました。
途中踏切で窓を開けるのに手こずったくらいで、後は自分の中ではミス無く乗れたと思います。
これはさすがに受かったのでは、そんな気持ちで検定終了後のアドバイスを貰います。
「全体的に安全確認が弱い。もっと首を使って積極的に確認しないと道路に出たら大変なことになるよ」
うーむ マジか 自分の中ではかなり大げさに安全確認してたんですがね・・・
やばい 落ちたかも知れない。不安が脳裏をよぎります。
まあ前回と違い、合格の可能性があるだけましですかね。
そして運命の合格発表。モニターに合格者の番号が映し出されます。
よかった~
無事に私の番号はありました。
点数は合格ギリギリの70点でした。危ないとこでしたね(・´ω`・)
ちなみにこの日は全部で12名受けて、5名合格でした。
そして仮免学科へ

合格者は昼食を挟み、午後から学科の試験があるので私はいつものうどん屋に向かいました。
さてと学科で落ちてしまうとまたスケジュール的にも金銭的にもきついので、頑張るしかありません。
ここ最近は時間に余裕があったので教習所から貰った過去問を繰り返し勉強しました。
そして試験開始。
おお けっこう教習所から貰った過去問そっくりの問題が多いですね。
じっくり慎重に考えてたらあっという間に時間になりましたよ。
手ごたえ的にはなんとなく大丈夫なんですが、合格発表までは安心できません。
しばらくして発表です。
いや~ 良かったです。
またもや番号がありました。
何名いたのかは忘れましたが、この日はほとんどの人が合格だったと思います。
その後すぐに仮免の手続きと第二段階のスケジュールを決め、この日は終了です。
第二段階のスケジュール表を見る限りまだまだ先は長そうです。
これから修了検定を受ける人へ

安全確認については目視、ミラーともに確実に安全確認したのを検定員に認知してもらわなければなりません。
例えあなたが安全確認したとしても、検定員の目にそう映らなければ減点されてしまうのです。
目を動かすだけの安全確認では論外と言えるでしょう。
役者になったつもりで、声に出すくらいの気持ちでアピールしたほうがいいかも知れません。
また神経質で厳しめの検定員がいるのも事実なので、落ちてもアンラッキーだったなくらいの気持ちで落ち込まないようにしましょう。