さて前回の教習でひどい目にあったので、教習所へ向かう足取りが非常に重いです。
それでも技能の予約を取ってあるので行かねばなりません。
とりあえず今日はお昼からなので、近所のうどん屋さんでまずは腹ごしらえです。
いや~ このうどんが安くておいしいのです(・´ω`・)
もうこのままうどんだけ食べて帰りたいのですが、そうはいきません。
例によって教習所に行き教習原簿を受け取り、配車の手配を済ませます。
いくら何でも前回の教官は嫌だなぁと思いつつ、地下の練習場へと向かいます。
場内教習7限目
そしてチャイムが鳴り名前が呼ばれます。
ほっ
よかった 前に一度習った事のある菅原文太さん風の渋い感じの教官でした。
ぶっちゃけ前回のモヒカンデブ教官以外なら誰でもよかったのですがね・・・
さて最初に文太兄ぃ風の教官から今日の教習についての説明がありました。
どうやら今日は11項目の狭路の通行をメインに練習するみたいです。
なるほど、噂のS字クランクってやつですね。
ここ最近はなんだかんだでハンコ貰えてましたが、今日は気合入れないとやばそうだ。
本能的に気が引き締まります。まずは文太兄ぃ風の教官がお手本を見せてくれます。
やはり上手い!一瞬にしてするするとS字とクランクを通り抜けます。
じゃあ今度はやってみて下さいと言われ、私の番ですね。
まずはS字から
ついに運命の初S字なのですが、教官の方をチラ見すると腕組みをして険しい表情でただ一点を見つめてる感じですね。
まあ元々口数の少ない教官ですし、今日は自力でなんとかするしかない。
いつまでも教官に頼りきりも良くない。
自分にそう言い聞かせます。
勇気を振り絞り、S字の進入地点へと向かいます。
そしていよいよ初挑戦。
S字への進入は勘でなんとなく上手くいったのですが、出口付近で脱輪してしまいましたよ。
「今のはハンドルを切るのが遅すぎた。もっと進行方向をしっかり見ないといけない。またS字の出口付近ではしっかりと左右の安全確認をしなければならない。」
文太兄ぃ風の教官は、無駄な事は一切しゃべらずに的確なアドバイスのみくれます。
また検定で脱輪してそのまま行ってしまうと一発でアウトになるから、バックして脱輪する前の状態に戻しやり直しだと言われました。
文太兄ぃの指示通りなんとか立て直し、無事にS字を抜けれました。
そしてクランク
その直後、今度はクランクが待ち受けます。
行こうとしたその瞬間、隣の文太兄ぃから渋い声で「クランク曲がる時はできるだけ外目から切り込んでハンドルを一気に回すといい。もちろんスピードは目一杯落としてね。」
とのアドバイスが!
なるほど、言われた通りになんとなく外目からクランクに進入し、勘でハンドルを切り始めます。
おお~ まず左折は無事に曲がれた。
今度は右折です。
先ほど同様に車を外に寄せてから、なんとなくこの辺かなぁと思ったタイミングで一気にハンドルを右に切ります。
よしっ 右折も曲がりきれたと思い油断した瞬間、なんか車が斜めだなあと思ってたら脱輪してしまいました。
するとまたもや渋い声で「ハンドルを戻すのを忘れてたねえ。カーブの後はハンドルを元に戻すクセをつけないと。」と文太兄ぃが教えてくれます。
脱輪の立て直し方がわからないので、文太兄ぃに指示してもらいなんとか1回目のS字クランクが終わりましたよ。
あとは慣れるまで反復練習
じゃあもう1回~ 文太兄ぃから指示が出ます。
よっしゃ~ 今度は決めてやると思いながら再び挑戦です。
ちょうどS字の中間地点にさしかかった頃です。ちょっとストップと言われました。
「目線が良くない。脱輪や接触しそうな所を見るんじゃなくて、ちゃんと進行方向を見たほうがいい。人間は無意識に目で見ている方へ向かいます。脱輪や接触しそうな所を見てしまうと本当に脱輪してしまいますよ。」
またもやアドバイスが貰えるとは。
なるほど今回はびびらずに自分を信じて進行方向のみを見て行く事にしました。
その甲斐あってか危なげなくS字をクリア。そしてクランクも2回目にしてあっさりクリアできました。
少しドヤ顔で文太兄ぃ風の教官をチラ見すると、「クランクの直後は右折だから左右の安全確認と右ウィンカーを忘れないでね」と注意されました。
しまった クランクに必死になり過ぎてて肝心な事が抜けてしまいましたよ。
その後さらに3回ほど繰り返し練習しましたが、何とか脱輪しないで行けました。
まだなんとなく直感的に勘でハンドルを切っているだけなので不安なんですがね。
「じゃあもうS字クランクは終了にして、残りの時間は坂道発進と外周を回りましょうか~」
とりあえずは文太兄ぃもご機嫌なようなので良かったです。
やはり個人的にはネチネチと嫌味を言うタイプの教官よりは、無口なくらいがちょうどいいですね。ハンコはもちろん貰えました。
まとめ
あらためて本当に目線は大事だと思います。
自分の行きたい道、そして進行方向をしっかり見る、これに尽きると思います。
またハンドルを切るタイミングや戻すタイミングは自分自身で掴み、覚えるしかありません。
実際の道ではもっと細い道や、際どいすれ違い等があります。
何気に狭路の通行は第一段階の中でも、今後のドライバー人生において最も重要な項目の一つではないでしょうか。