さてと今日は技能1限と3限連続教習の応急救護の授業ですね。
本当は技能3限取りたいんですが、予約がなかなか取れません。
繁盛期の短期取得コースは、一度でも補習を受けてしまうと大幅に予定が狂うかも知れませんね。
なにせ私も本来16日コースのはずが、すでに1か月近くかかってますからね。
1週間くらい予約が取れないと運転を忘れてしまいそうですよ。
今日はまさにそんな久々な状況なのです。
まずは配車
とりあえず配車係で手続きを済ませ練習場へ向かいます。
そして現れた教官は・・・
ぬおっ
初めて当たった教官なのですが、前に学科の授業で何度か習った事があります。
この教官の特徴は見た目がトレンディエンジェルの斉藤司さんにそっくりなんですよね。
学科の授業は面白かったのですが、果たして技能はどうなることやら。
とりあえず車に乗り込み今日の教習内容の説明を受けます。
どうやら今回は自主経路をやっていくとのこと。
やばい。
ついに来てしまったか。
恐らく超方向音痴の自分にとっては最後の試練。
教習所を無事に卒業できるかどうかは、この自主経路にかかっていると言っても過言ではないでしょう。
そして教官が語り始めます。
「まあ自主経路と言っても最近はカーナビがあるので、あんまり重要視してません。昔はきっちり道を覚えてもらう必要があったのですが、ここ最近はとくに無理して覚える必要はないですよ。検定の時でも道順は完全にナビしますのでね。まあ名目上は自主経路となってますが、いつもの練習コースを走るだけですよ。」
なるほど、一気に肩の力が抜けました。
そしていつものごとく路上教習スタートです。
見た目とは裏腹にこのお笑い芸人風の教官は、かなり細かくて厳しいですね。
- 右左折時の寄せが甘い
- 安全確認が遅れてるからその後の行動に余裕がなくなり慌ただしくなっている
- カーブの後にハンドルの戻しが遅くふらつき気味
等々、今までの教官達に注意されなかった事をどんどん指摘されてしまいましたよ。
たしかにここ最近、無口なタイプの教官が多かったですがね・・・
その後も終始ダメ出しされながらの教習でしたよ。
正直ショックでした。
今まで「何も注意されない=できている」と勘違いしてましたが、あらためて自分の実力不足が浮き彫りになった回になりました。
思えば第二段階も後半戦ですからね。
気合を入れて頑張らねば、そう思わせてくれたトレンディエンジェルの斉藤司さん風教官には感謝です。
学科の時はお笑いの様に面白く、技能の時は厳しいギャップのある教官でしたね。
応急救護
お次は応急救護ですね。
まず、配車係の人に話を聞くと救護の学科は3時間連続で行うそうです。
3階の大きな教室に向かいました。教室の中に入ると、約10名ほどの教習生がいましたよ。
それにしても不気味な人形が6体も横たわってますね。
とりあえず一番前の席に座り、教官が来るのを待ちます。
そして現れた教官は・・・
ありゃ、またしてもお笑い芸人の小島よしおさん風の教官ですね。
さっきの自主経路の時の教官もかなり似てましたが、今回の教官もびっくりするくらいそっくりですね。
でも今回のこの教官は命に関わる応急救護の授業だけに、硬派ですごい真面目な感じですね。
まずは参考資料が配られ、蘇生措置の重要性を学びます。
そしてビデオを見て学んだ内容を確認し、次に喉に物を詰まらせた時の吐き出させ方を学びます。
その後、負傷者の移動方法、声のかけ方、AEDの使い方、蘇生措置(人工呼吸、心臓マッサージ)の手順を学びます。
しかし心臓マッサージの有無でここまで生存率が変わるとは驚きです。
一通り説明が終わると、10分の休憩を挟みついに実技だそうです。
休憩が終わると、教官の指示で2人1組のペアに分けられ人形のそばに座らされます。
う~む、共同作業とかなんか嫌だなあと思ってたのですが、実技は個別に交代して行うそうです。
まずは心臓マッサージからなんですが、これがきついのなんの。
人形にデジタルメーターが付いてるんですが、これを合格ラインまで持っていくのに物凄い力が必要なのです。
もう普段鍛えてない人なら、全体重をかけないと無理なレベルです。
これを60回2セットずつ交代でやり、心臓マッサージはひとまず終了に。
回数を重ねる毎に徐々に力が入らなくなってきますよ。
私はもちろんのこと、ほとんどみんな疲れ果てています。
続いて人工呼吸の練習へ。
これまた何気に難しい。
息が漏れないように鼻をつまんで、右の人差し指と中指であごをグッと引き上げるのがポイントらしいのですが、なかなか上手くいきません。
人形の胸が見事膨らめば成功らしいのですが、まったく膨らみませんね(・´ω`・)困ッタナァ
おろおろしてると教官が来て、もっとあごを引かないと空気が漏れて成功しないとのこと。
その後お手本を見せてくれたのですが、想像の倍以上ぐいっと人形を引き寄せて、鮮やかに成功ランプが点いていました。
さすが教官だけあってものすごくダイナミックで本物の救命士みたいですね。
教官の真似をして再トライしたら無事に成功ランプが点きました。
最後に総仕上げと言うことで、心臓マッサージを30回人工呼吸を2回を2セット交代でやることに。
もうすでに体力の限界だったのですが、教官がすぐ近くで見ていたので最後の力を振り絞って頑張りました。
それにしても疲れました。
普段運動してない人は間違いなく筋肉痛になるでしょう。
もちろん私もなりました(。・´д`・。)
まとめ
自主経路は学校によってかなり扱いが違うんでしょうね。
少なくとも超方向音痴の私にとっては、この教習所は最高でしたね。
応急救護は本当に心臓マッサージの有無で、生死が分かれるケースもあることを学べます。
いざという時に最愛の人や家族、そして見ず知らずの人まで救える可能性があります。
普段学科を真面目に聞いてない人も、応急救護はしっかりと真面目に聞くべきでしょうね。
何気に教習所に来る前は、応急救護の知識は全くなかったわけで本当に勉強になりました。