さて前日ついに念願の仮免許証をGETできたわけですが、嬉しさ半分、不安半分といったところです。
正直まだ運転に全然慣れてないし、これから先道路で運転できる自信が全くありません。
しかも私は超方向音痴ですからね。
前日の夜も初めての路上教習が不安で、あまり眠れませんでしたよ。
そんな不安な中、重い足取りで教習所に向かってるわけですが、けっこう雨が降っております。
ブレーキの効き具合も視界も、晴天時より悪そうだしかなりやばそうですな。
そして嫌な予感は見事に的中
今日は学科を1限受けて、その後1限空いて技能教習の予定でした。
なので学科の授業が終わった後、休憩所で1時間ほど待機しようとスマホをポチポチやってました。
すると突然、配車係の人に呼ばれました。
どうやらドタキャンがあったみたいで、1時間予定を早めて技能教習を受けてくれとのこと。まあ1時間早く帰れるし断る理由がないのでもちろん快諾しました。
ただ、時間がおしてるので急いで下さいと言われました。
そして配車の手続きが終わったあたりでチャイムが鳴ってしまいましたよ。これは急がねば。
大急ぎで地下の練習場へ向かいます。
あら?いつもなら教習指導員が番号を呼んでくれるのですが、今日はいませんね。
不安になりつつうろうろしてると、背後からドスの効いた低い声で「〇〇番の方ですか?」と声を掛けられました。
「はいそうです」と答えると、私の事を睨みながらこう言い放ちました。
「遅刻ですよね?」
その表情は完全にブチギレてます。
しかも見た目が典型的なヤンキーのお姉さん、いや元ヤンのおばちゃんなのかも知れませんが・・・
明らかに配車係の都合でどうすることもできなかった遅刻なのに、理不尽すぎます。
もちろん事情は話したのですが、「1分も遅刻しやがってよぉ」とふてくされた様子でブツブツ怒ってます。
なんなんだこれは・・・
よりによって初めての路上教習でこんなひどい教官をつかまされるとは。
もちろん見た目や第一印象で人を判断してはいけませんが、このお方はどう考えても人に物を教える立場の人間ではない気がします。
もうすでに帰りたくて仕方がありません。
そんな願望もむなしくこの教官殿、「まあもういいので教習を始めますね」と、突然教習スタート。
いやいや、そっちはもういいのでとか言ってますがこっちは納得できません。
教習所の都合に合わせて行動しただけなのに、一方的にブチギレられてますからね。
まあ小心者の私は何も言えなかったですがね(・´ω`・)困ッタネェ
路上運転をするに当たっての点検、準備らしいのだが・・
う~む この教官明らかにやる気0。
日常点検のしかたについての説明が始まったのですが、不機嫌丸出しでひたすら小声でぼそぼそ。何一つ頭に入ってきません。
しかも教え方も尋常じゃないくらい下手なのです。
思わぬ故障が発生したら大変な事になると思うんですが、「このくらいの事はわかりますよね?」みたいな感じで説明が雑すぎます。
まあ仕方がないので、後で自分で勉強するしかありませんね。
そりゃ指導員は車の事いろいろわかってて当然かも知れません。
しかし、今まで自動車に接する機会がなかった人や、自動車にあまり興味が無い人にはきちんと丁寧に説明しないとわかるわけありませんよ。
まあ恐らく今回のこの教官は完全にへそを曲げてしまっているので、何を言っても通じないでしょう。
補足ですが私は誰に対しても礼儀作法を大事にしますし、服装や態度もいたって普通だったと思います。
そして一通り説明が終わると、今度はついに路上教習のスタートみたいです。
運転席に乗るように言われ、教習所を出発します。
そして最悪の雰囲気のままついに路上へ
もうすでに20分以上は経過してたと思いますので、おそらくあともう少しだけ我慢すればこの地獄のような時間から解放されそうです。
しかし外にいる時でも憂鬱になるのに、この理不尽な教官と一緒に車の中で過ごさなければいけないとは(。・´д`・。)
しかしまあついに道路に出るわけですから緊張でドキドキしてます。
とりあえず教習所の回りをぐるりと1周して、すぐに帰って来るコースらしいです。
慎重に安全確認しつつ、無事に教習所を出発します。
おお 道路に初めて出た感想ですが、とにかく道が太い!
なるほどこれは教習所内よりも走りやすいかも知れません。
まあ大型トラックとかも走るわけだし当然か~などと考えていたら、「はいそっち行って~」「次の信号を左折」みたいな感じで淡々と指示されます。
教官のやる気のなさは私にとってプラスに働き、ほとんど何も言ってこないので快適に運転できます。
私は隣の人に言われるがまま運転してるだけなのです。
あっという間に時間は過ぎ、そろそろ教習所に帰れそうだなあと思ったその時です。
何気に40kmくらいで走っていると、突然教官が補助ブレーキを踏み、「ちょっと何やってんのよ、歩行者が見えないの?」と注意してきました。
とりあえず危険っぽい人は見当たらなかったので、ポカンとしてしまいました。
すると教官は、
「さっきのスピードで歩道を歩いてる人の横を横切ると、水溜まりで歩行者が濡れてしまうかも知れない」
「運転席にいると自分は雨に濡れないから、歩行者の立場がわからなくなる」
これまでの教官のイメージと違い突然、するどい指摘でビックリしましたよ。
もちろん実際の口調は、ヤンキー風のもっと乱暴な感じだったのですが、インパクトが強い分いまだに印象に残ってます。
そのおかげで今現在も私は、雨の日に歩行者や自転車の人を濡らさないように、近くを通る時はきっちり徐行します。
ちなみにもし高価な着物やスーツを着た人を濡らしてしまった場合、賠償額が高額になるケースもあるので本当に注意が必要です。
逆に自分が歩行者の時は、信号待ちの時とかによく豪快に濡らされます。
まあ急いでる人はいちいち徐行なんかしないので気を付けましょう。
この日は最後の最後だけ本当に勉強になりました。
まとめ
とりあえず初対面で教官にいきなりブチ切れられたのは、精神的に本当に参りました。
まあでも生きてる限り、理不尽な事っていくらでもあるんですよね。
人生は修行の場と考える私としては、いい修行になりました。
まだ30分くらいしか走ってないのですが、思ってたよりも道路は走りやすかったです。
とにかく教習所の中よりも道が広くて、脱輪とかの心配も無さそうです。
今日の教官はあまりにも苦手なタイプだったので、できればもう当たりたくないですね。
もし当たったら・・・
喜んで修行します!