さて世界的に大人気のPokémon GOがついに日本でも配信されます。
もちろん日本でも大ヒットが予想されるわけで、様々な経済効果が望める一方で事件や事故の心配もあります。
なにせスマホさえあれば誰でも遊べるわけで、小学生や中学生あるいはそれ以下のお子さんが遊ぶ可能性もあるわけです。
ただでさえ予測不能な子供たちの動きが、歩きスマホによってとんでもないことになりそうですね。
ポケモンGO配信直後は危険予測を徹底する
まず最初にポケモンGOは全地球測位システム(GPS)を活用し、スマホ上に現れるポケモンを探すゲームです。
プレイヤーは現実世界を歩き回り、実在する建物やモニュメント、野外などを舞台にポケモンが出現するので、それをゲットするのが目的です。
すでに日本でも多くのプレイヤーが遊んでいます。
どうやらこのポケモンGO、スマホをじっと見つめながらプレイする場面もあり、周囲の状況を把握できないことが多々あるらしいのです。
野外でプレイしていると、注意力がスマホの画面だけに向かうので、周囲に人がいても、車が走っていても、まったく気が付かないこともあるそうです。
つまり、ポケモンGOはかなり画面に意識が集中してしまうので、LINEなどを見るのと同じ感覚でいると間違いなく事故を起こしてしまうでしょう。
実際に海外では車や自転車の運転中にプレイして、事故を起こす事件が多く発生しています。
少なくとも我々は、運転中に絶対にプレイしないように注意が必要です。
しかしながら世の中には我慢できずに、歩きスマホや~しながらスマホな人も数多く現れるでしょう。
正直なところ、他人の不注意はどうしようもないので、自分が気をつけるしかありません。
そんな危険な人達を保護するには、危険予測を徹底するしかないのです。
例えば自動車を運転中に、視界に歩きスマホ及び自転車スマホな人が映ったら、突然「ポケモンGETだぜ」と車道に飛び出して来るかも知れないと危険予測できます。
あらかじめ危険予測ができてれば、徐行して万が一の飛び出しにも警戒できるでしょう。
この「かも知れない精神」については教習所で叩き込まれたとは思いますが、あらためてポケモンGO配信に伴い見直す必要があるでしょう。
本当にありとあらゆる所から、子供はもちろん大人まで飛び出してくるかも知れませんからね。
事故の責任は
ちなみに万が一事故になってしまった場合、どんなに理不尽な飛び出しでも運転者に何らかの責任は問われます。
基本的に、自動車は危険を予知して避けなければならないので、どう論じても「自動車の運転が悪い」と思っておいて良いでしょう。
もちろん、歩行者や自転車に過失があれば、それに応じた過失割合になります。
ただし相手の過失を主張するためには、ドライブレコーダーや目撃者の証言などの証拠が必要です。
いずれにしても加害者にならないように、歩きスマホを見かけたら徹底警戒したいですね。
ちなみに教習中の事故の責任は
本来あってはならない事ですが、もしも教習中に事故が発生した場合その責任は誰が負うのかご存知でしょうか。
意外かもしれませんが路上教習中に事故を起こした場合、同乗している教官ではなく運転者の責任になります。
なぜならば、道路交通法第87条に仮免許だからと言って、事故を起こした場合の責任を免除したり同乗者が負うというような規定はないからです。
ちなみに事故を起こした当事者が負う責任としては、
- 刑事責任(懲役や罰金と言った刑事罰を受けること)
- 行政責任(反則点数の加算による免許の停止や取り消し処分)
- 民事責任(相手方への賠償など)
の3つの責任があります。
例え仮免練習中でも、あくまでも運転者がこれらの責任を追及されるのです。
したがって教習中とは言え、教官に対する甘えや依存は一切許されないのです。
一方で、教官もお咎めなしなのかと言われれば、そうでもないようです。
有資格者である教習指導員が同乗し、助手席にはフットブレーキも備わっていたわけですから、指導員の責任も問われるわけです。
実際に私が通った教習所の教官も、「事故を起こしたら確実にクビになる。胃薬なしではやっていけない」と言っていました。
教官も怖くて厳しい人も多いですが、何かと大変みたいですね。
最後に、教習中は隣に教官がいるからと油断することなく、安全運転を心がけ絶対に違反や事故を起こさないようにしましょう。
本当に一瞬で一生が台無しになりますので・・・
まとめ
ポケモンGOの配信前に今一度、危険予測について考えておけば交通事故の加害者や被害者になるリスクは減るでしょう。
自分が運転中はスマホは絶対にしない、スマホ歩きを発見したら飛び出し要警戒、自分が歩行者の時は周りに~しながらスマホな人がいないか要警戒、これらを意識するとしないとでは大違いでしょう。
とにかく何が起きるかわかりません。
あらためて「かも知れない精神」を思い出しましょう。