さて、世の中の人をまず3種類に分けてみたいと思います。
- 自動車を保有し日常的に運転してる人
- 免許はあるが運転しない人(ペーパードライバー)
- 免許がない人
ざっくり分けるとこんな感じですよね。
今回はこの3つのケースについてそれぞれのメリットやリスクについて考えていきましょう。
自動車を保有し日常的に運転してる人
まず自動車の最大のメリットはインフラさえ整ってれば24時間いつでも、家族や友人を乗せて移動できることですよね。
とくに地方都市や郊外においては、この恩恵はでかいでしょう。
一方でデメリットは、交通事故に遭遇するリスクと金銭的なリスクがあります。
自動車運転は事故率がとても高いことで知られています。
交通事故のリスクは「事故を起こして加害者になるリスク」と「事故に巻き込まれて被害者になるリスク」の両方の可能性があります。
安全運転を心掛ければ、加害者になる可能性は減らすことが可能です。
しかし事故に巻き込まれて、被害者になるリスクは減らすことができません。例えば、居眠り運転の人に突然後方から追突されるなど防ぎようのない事故があるからです。
もちろん事故が起きた場合、加害者も被害者も不幸になるのは言うまでもありません。
次に金銭的なリスクです。
自動車の購入費、駐車場代、車検、保険、税金、ガソリン代、そのほかの経費などをあわせると意外に大きな出費がかさみます。
少なくとも年間50~100万円以上の維持費がかかるわけで、一般的な家庭においては非常に痛いですよね。
人間は生きるためにはお金が必須なわけで、お金=命と考えた場合、自動車を保有することによって維持費として命を削ってるとも考えられます。
とくに私のような貧困層は、切実に生活費を削られます。
当然ながら私のように仕事で車が必要な人は、強制的に自動車を保有し日常的に運転してる人になるわけで・・・
はやくペーパードライバーになりたい限りです。
こうやって考えてみると、24時間いつでも、家族や友人を乗せて移動できるメリットと引き換えにけっこうなリスクを背負ってるのがわかると思います。
少しでもリスクを減らすには、「安全運転を心掛け少なくとも加害者にはならない」「車の維持費を節約する」、この2点に尽きるでしょう。
ちなみにですが、車の維持費の節約で知らないと損をするのが自動車保険です。
まったく同じ補償内容なのに、損保会社によって値段が全然違います。
できるだけ多くの損保会社から見積もりを取って比較検討する厳しい目も必要です。
例えばこちらの保険の窓口インズウェブさんでは、最大20社の一括見積もりが無料で受けられるので調べてみるといいでしょう。
免許はあるが運転しない人(ペーパードライバー)
実は意外に多いのがこのケース、免許はあるが運転しない人(ペーパードライバー)です。
免許はあるものの、運転が合わないと思ったりして運転しない人や、車を処分してもう車に乗ってない人達ですね。
先に結論から言うと、この人達は最もリスクがありません。
なにせペーパードライバーの時点で、車がなくても問題なく生活できてるわけですからそのまま維持すればいいでしょう。
もちろん車を運転しないわけですから、事故を起こして加害者になる可能性もありませんし、車の維持費も1円もかかりません。
ただし、事故の被害者になる可能性は0ではありません。
バスや電車に乗ってる時、あるいは自分自身が歩行者の時や自転車に乗ってる時などに交通事故に遭遇するリスクはあります。
バスや電車の事故はどうすることもできませんが、自分自身が歩行者の時や自転車に乗ってる時などの事故は減らすことが可能です。
なぜならばペーパードライバーとは言え、かつては教習所に通ってたわけですから自動車の死角や危険性を知ってるからです。
教習所であれだけ安全確認や危険予測を叩き込まれたわけですから、少なくとも免許がない人よりもありとあらゆる事故に遭遇する可能性は低いと言えるでしょう。
実際に私も教習所に通ってから、視野も意識も変わりました。
自分が歩行者の時も、自転車に乗る時も、電車に乗る時も、無意識で安全確認や危険予測をしてしまいますからね。
車に乗らないのに免許を取ったペーパードライバーは、教習所に払った20~30万円のお金を損してるように思われがちですが、そうは思いません。
いついかなる時も、しっかりと安全確認や危険予測ができるようになれるわけですからね。
命を守るお金と考えれば安すぎるかも知れませんね。
免許がない人
最後は免許がない人ですね。
これは先ほどのペーパードライバーと同様に、事故を起こして加害者になる可能性もありませんし、車の維持費も1円もかかりません。
さらには免許取得費用すらもかかっていません。
しかし、ペーパードライバーとの決定的な違いがあります。
免許がない人は、いかに自動車が危険な乗り物なのかを知らないのです。
実際に運転席に座って、実際に運転してはじめてわかる世界があるのです。
例えば車は急には止まれない、急には曲がれない、死角がある、こんなことすらも実際に運転してみないとわかりません。
つまり免許がない人は免許所持者に比べると、安全確認や危険予測の能力はどうしても一枚落ちると言わざるを得ないでしょう。
したがって免許がない人は、歩行者の時や自転車に乗る時に事故に巻き込まれて被害者になるリスクは、免許所持者に比べて少なからず高いわけです。
もしもこの記事をお読みで、免許がない人や免許を取る予定のない人は、安全確認や危険予測についてじっくりと考えてみて下さい。
極端な話、「電車に乗る時に不審者が突然つき飛ばしてくるかも知れない、だから背後には気を付けよう」このくらいの意識があってもいいかも知れません。
あくまでも意識の問題ですからね。
物騒な世の中で困ってしまいますね・・・
自動運転車が登場する頃には・・・
最近はどの自動車メーカーも自動運転の開発を進めており、数十年後には普及が進むと言われています。
数十年後と言えば、自動運転車どころかもっとすごい商品が登場してもおかしくないですよね。
グローバル化による科学の進歩は凄まじいです。
万が一某猫型ロボットのポケットから出てくる「どこでもドア」や「タケコプター」のような商品が開発されたら世の中はいったいどうなってしまうんでしょうか。
自動運転車はもちろん、世の中の交通機関すべてがゴミになってしまうでしょう。
まあ未来なんか予測できませんが、絶対に「どこでもドア」や「タケコプター」的な商品が登場しないとは限りませんからね。
おっと、これは危険予測ではなく未来予測になってしまいましたね・・・
話は長くなりましたが今回の話をまとめると
- 車を運転する人は安全運転しましょう
- 車を運転しない人は事故に巻き込まれないように注意しましょう
- 金銭的なリスクや事故に遭うリスクはペーパードライバーが最も低い
ということです。
最後までお読みいただきありがとうございました。